あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンで女子力を競うイベント

Assalomu Alaykum!

最近、時間の流れがどんどん速く感じるようになりました。あっという間に4月も半ば。やりたいことがどんどん増えてくる一方で、思うようには進まないことも多くて…焦ってカラまわりの日々です。でも一歩一歩、ゆっくりではありますが、前には確実に進んでいる実感はあります。学校が夏休みを迎えるまで、あと1か月ちょっと。ラストスパート頑張ります。

 

さて、私の赴任先の学校では、「教科月間」みたいなものがあります。月ごとに、ロシア語の月、数学の月…など教科が決まっており、その教科のイベントが実施されます。今月はどうやら「家庭科?技術科?」の月みたいです。そして、昨日、学校のホールでは女子たちの熱い戦いが繰り広げられました。

 

どんな戦いだったかというと…

7年生(中学校1年生)と8年生(中学校2年生)のクラス対抗で、女子生徒が家庭科?に関する技術を競っていました。種目は以下の6つ。

・自己紹介のパフォーマンス

・5分間クッキング

・5分間ペーパークラフト(花をつくる)

・5分間でヘアアレンジ(1人のヘアをその場でアレンジ)

・あらかじめ作成した手芸品

・美徳(悪い行動をとっている人にどう接するかのロールプレイ)

審査員の先生たちが、それぞれのパフォーマンスに点数をつけ、順位を決めていました。

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ウズベキスタンでは、「女性はこうあるべき」という固定観念が強く残っています。家庭科の授業も女子生徒だけだそう。男子生徒は家庭科の授業がないそうです。(昔の日本もそうでしたが…。)

 

「女性は結婚したら、家庭に入って家のことや育児を全てやるのが当たり前」という考え方が強くあります。誰もがその考えを「当たり前」だと感じており、それが良いことだとされているのでしょう。地方に行けば行くほど、その考えは強く、女性の社会進出や進学の割合は低くなっています。「女の子だから」。「女性だから」。このようなジェンダー問題は社会の中、文化の中に根強く残っていると実感する日々です。しかし、このような現状を問題視、疑問視している動きがあるのも確か。この数年できっとウズベキスタンの社会は少しずつ、確かに変化していくことと思います。

 

「女の子だから」「女性だから」というだけで進学や社会進出を諦めたり、その道を絶たれることがなくなってほしい。自分が望む道を歩める社会になってほしい。望む道を歩める力をつけてほしい。そんな思いで目の前の女子生徒たちと接しています。

 

それにしても、ウズベキスタンの女の子たちはとっても手先が器用でした。フルーツのカッティングやヘアアレンジは短時間でとてもゴージャスなものを作り上げていました。いつでもお嫁にいけそうです。私も見習わないと!!笑