ウズベキスタンで千羽鶴完成!
今まで忙しくて書けなかった過去のことを少しずつアップしていきます。
忘れもしない、3月4日。
1年間クラブの子どもたちを作り続けていた千羽鶴が完成しました!
2019年2月、平和教育の一環として千羽鶴づくりを始めました。ウズベキスタンの5年生の歴史の教科書には第二次世界大戦のこと、日本への原爆投下のこと、佐々木貞子さんのことなどが扱われています。そのため、日本語クラブに参加している生徒の多くが「平和の鶴」と呼びながら、月に一度、千羽鶴をつくっていました。
ウズベキスタンで「平和の鶴」 - あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~
2020年、年が明けた頃から、生徒たちが私が日本に帰る前に絶対に完成させたい!と意気込んで、ペースを上げて鶴を折る作業に取り組みました。2月末には1000羽折り終わり、繋げる作業に取り掛かりました。こちらの子どもたちは小さい頃から祖父母や両親をお手伝いをたくさんするせいか、とても手先が器用です。初めてする鶴を繋ぐ作業もすぐにコツを掴み、ものすごいスピードで完成までこぎつけました。
完成した千羽鶴をみた生徒たちはとっても感動し、ずーっと「きれいだなぁ」と眺めていました。
この千羽鶴は、3月8日に行われた国際女性デーのイベントで、全校に紹介し、校長先生を通して学校にプレゼントしました。みんなが見れるところに飾ってもらえたら嬉しいです。
この千羽鶴にまつわって嬉しい話を2つ。
1つ目。
ツルの作り方をマスターした生徒たちが、担任の先生の控室をツルや他の折り紙で飾ってくれました。私はそのことを全然知らず、たまたま通りかかったときに先生が呼び止めて教えてくれました。
部屋の中をみたときは、折り紙のかわいらしい装飾と一生懸命折り紙を折っている生徒の様子が目に浮かんだのとで目頭がジーンとあつくなりました。
2つ目。
ある先生がツルを作っている生徒たちの様子を見て興味をもち、折り方を教えてと声を掛けてくれました。それだけどもとても嬉しかったのですが、その先生は担任するクラスの中に病気で登校できない生徒がいて、その生徒の家へホームティーチングへ行くときにツルを教えたいから折り紙を分けてもらえないか、と声を掛けてくれました。
ホームティーチングから帰ってきた先生は、「上手にできたよ!」と声を掛けに来てくれました。
ツルを通していろいろな繋がりができたことが嬉しく感じられました。
私にとっても人生で1番たくさんツルを作り続けた2年間となりました。笑