あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンの新年のお祝い

ウズベキスタンの新年の様子は昨年のブログにも書きましたが…

ウズベキスタンでは新年のためにもみの木を飾ります。町中がイルミネーションで溢れ、華やかな雰囲気になる新年のお祝いは、ナウルーズに次いでウズベキスタンの人々が大好きな時季のように感じます。

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12月中旬頃から1月初旬にかけてウズベキスタンを訪れると、ここはイスラム教の国だということを忘れてしまいそうなほど、街中には「ヤンギ イィル アルチャ(新年のもみの木)」と呼ばれているツリーが出現し、お祝いモードになります。大晦日の夜には、子どもたちは雪のおじいさん(サンタさん)からプレゼントを貰えるようです。

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中には、「うちはイスラム教だから」、と言って上記のようなお祝いをしない家庭もあるそうです。と言うのも、中央アジアでは3月21日のナウルーズが新年の始まりだとされているからだそうです。しかし、多くの人が1月1日を西暦の新年の始まりとしてお祝いしています。

 

学校では12月の最後の週は毎日学年ごとにホールでお祝いイベント行います。

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そして、職場でも最後の日にお祝いパーティーをするところが多いようです。私も昨年は都合が悪くて参加できませんでしたが、今年は職場の新年を祝う会に参加させてもらいました。

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先生方が学校で手際よくサラダなどの簡単な料理を用意し、後はお店から料理を買ってきて、教室があっという間にパーティー会場になりました。ウズベキスタンではオリヴィエサラダを必ず新年のお祝いに食べるそうです。旧ソ連時代の名残かなとも思いますが。男性の先生や年長の先生方が新年のお祝いの言葉を言った後にみんなで乾杯をしますが、1人お祝いを言うごとに乾杯をするので、たくさん乾杯をしました。

一通り食事をした後はダンスタイム。ウズベキスタンの人は本当に踊りが大好きです。みんな楽しそうに踊っていました。

 

先生方と楽しいひとときを過ごすことができて嬉しく思いました。これがウズベキスタンで迎える最後の新年だと思うと、なんだか寂しい気持ちにもなりましたが、2019年の仕事納めをこのような形で迎えられて良かったです。

 

ちなみに、昨年書いたウズベキスタンの新年についての記事はこちら。よろしければお読みください。

toshbaqa.hatenablog.com

ウズベキスタンで日本のイベント Tashkent meets Nagoya!

これもまた12月の出来事です。

東京オリンピックでウズベキスタンのホストタウンとなっている愛知県名古屋市。特にタシュケントと名古屋市は姉妹友好都市として交流を深めているそうです。その両市の友好イベントが12月の中旬に行われました。

 

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名古屋市から市長さんが直々にいらっしゃっていました。着物の展示や、和菓子のデモストレーションと試食、手羽先、プロフで作った巻き寿司、おにぎりなどの日本食の試食コーナーがあり、多くの人で賑わっていました。

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また、パラリンピックの種目にもなっているボッチャのデモストレーションや体験ブースもありました。

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名古屋の小学生がウズベキスタンの人々に宛てて書いたイラストや手紙も展示されていました。

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そして、ウズベキスタンを舞台として作られた映画「旅のおわり 世界のはじまり」のヒロインを務めた前田敦子さんの直筆サインが入ったポスターも!

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 ウズベキスタンの人々に名古屋市の魅力が伝わる素敵なイベントでした。私も久しぶりに日本のおいしい手羽先や和菓子をいただき、嬉しかったです♪

12月22日 議員選挙

先月のお話になります。

12月22日、ウズベキスタンでは選挙が行われました。いつもいろいろなことが直前に行われるウズベキスタンですが、この選挙に限っては1か月以上前から様々な場所で準備が行われていました。

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ウズベキスタンでは、学校のほとんどが選挙会場になり、その会場の先生方が町内の選挙を運営しなければならないようです。そのため、ただでさえ忙しい先生方が、選挙が近づくごとに多忙になっていく様子が肌で感じられました。選挙のために教室もいくつか使えなくなり、そのために授業をする場所がないクラスや学年が教室を探し回っている姿をよく見ました。選挙のための清掃や準備、会議などもたくさんありました。

 

選挙までのカウントダウンがあったり、立候補している人のポスターが掲示されたり、学校に選挙に来る人たちの一覧表(誕生日や住所まで書いてあってびっくり)が張り出されたり…投票日が近付くたびに学校の中もどんどん選挙モードに。

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選挙当日、校長先生が選挙に招待してくださったので、見学兼お手伝いに行きました。先生方は朝早くからスタンバイしていて、大変そうでした。数時間ごとに役員を交代していました。別室ではお茶や食事ができるようになっていたり、投票に来た方が具合が悪くなった時のために保健室担当の先生が来ていたりしました。

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町内にはウズベク語話者の方、ロシア語話者の方、両方の方が生活しているので、投票用紙も2か国語準備してありました。有名な人なのか、何か役員をしている人なのか分かりませんが、投票する様子を記念撮影する人もいました。

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いつ開票されて、結果はどうだったのかはよく分からないまま終わってしまいましたが、他国の選挙の様子を見ることができてとても興味深い1日でした。

ウズベキスタンで年賀状

12月末、日本語クラブの活動で日本の年賀状についての授業をしました。ウズベキスタンでは手紙やはがきを送る習慣はなく、ほとんどが手渡しで渡します。よく、知り合いのタクシーの運転手さんが届けものを頼まれていたり、届けたい人の近くへ行く人に頼んで届けてもらったりしています。それが知らない人にでも頼んじゃうからおもしろいです。

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ウズベキスタンでは、新年のお祝いのカードがあります。西洋的なグリーティングカードのようなものがお店などでは多くみられますが、学校では授業などで手作りのカードを作成するようです。しかし、新年のお祝いのカードを贈りあったり、渡しあったりしている様子はあまり見ません。

 

授業で日本の年賀状について説明すると、みんな驚いていました。興味を持ってくれたようでした。習ったひらがなをもちいて、みんなで楽しく年賀状を書きました。

 

ウズベキスタンでは「新年=新年の木(クリスマスツリーとほぼ一緒)」という感覚なので、年賀状にも新年の木としてクリスマスツリーを書く生徒が多くいました。

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イスラム教の国でクリスマスツリー!?!?と昨年は驚きましたが、こちらでは新年をお祝いするために木を飾るので、クリスマスとは切り離されて考えられています。町中にもあちこちでツリーが飾られ、華やかな年末年始を迎えられます。

 

少し話がそれましたが、ウズベキスタンの子どもたちが作った年賀状。どれも力作で、とても上手にできました♪

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ウズベキスタンでウズベク語のオペラを鑑賞

ナボイ劇場で "кумуш"というオペラを観てきました。今まで、バレエの公演しか観たことがなかったので、ウズベキスタンでは初めてのオペラ鑑賞にドキドキ。

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ナボイ劇場の公演では珍しく、ウズベク語のオペラでした。オペラと言うよりミュージカルのようだと感じました。ウズベキスタンを舞台にした”кумуш(クムシュ)”という名前の女性の一生を描いた物語でした。登場人物はみなウズベキスタンの民族衣装に身を包み、ウズベキスタンの習慣や文化、踊りが盛りだくさんでした。ウズベク語が分からない人のために、舞台の上部のスクリーンで歌詞の英訳を字幕のように流していました。

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クムシュという名前には、思い出があります。クムシュの意味は銀。私が活動先に赴任したばかりの時に、一部の生徒がウズベク語のあだ名をつけようといい、つけてくれたあだ名が「クムシュ」でした。そのあだ名にした理由が、当時流行っていた歌に「クムシュ」という歌があったから、ということで私とあまり関係がないのでいつの間にかそのあだ名は忘れ去られてしまいました。

 

少し話がそれましたが…とにかく、この"кумуш"というオペラ、ザ・ウズベキスタンを感じるのにとってもおすすめです。私も、もしまた公演があれば絶対に観に行きたいと思っています。ナボイ劇場にもあと何回行けるかなぁ…。

ウズベキスタンでテレビ番組に出演する

ウズベキスタンに来てから、かれこれ7~8回取材されたりテレビ番組に出演したりしています。恥ずかしい…。

 

先週はウズベキスタンの大統領の訪日にあわせて、普段よりも日本が話題になっていました。各メディアがこぞって日本文化を紹介したり、もうすぐ新年なので日本の新年の過ごし方を紹介したり、という番組を作りたがっていました。そこで、JICAボランティアが様々な番組の収録に駆り出されていました。

 

私のもとにも突然テレビ番組への出演依頼が来て、先輩隊員さんと共にスタジオへ行ってきました。スタジオへ行くと、お料理番組みたいなセットがあり、突然「日本の朝食は作れるか?」と聞かれました。材料を聞くと、とてもじゃないけど日本の朝食とはかけ離れている材料しかないし、調味料もない。前もって言ってくれれば準備したのに…。丁度、抹茶セットを持って行っていたので、お料理ではなく、抹茶をたてることにしました。他にも、歌を歌わせられたり、予想外のことを質問されたりしましたが、無事に撮影を終えることができてホッとしました。

 

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日本とは異なり、早め早めに先のことを決めない文化の国なので、突然取材依頼がきたり、内容なども突然決まったり、変わったり…。あらかじめ、きちんと準備をして質の高いものを作りたいという日本人の気質とは異なる部分を多々に感じますが、ウズベキスタンの人々の臨機応変さや本番強さは本当に尊敬します。テレビが壊れているので番組は見れませんが、ひとりでも多くのウズベキスタンの方に日本に興味をもってもらえたら嬉しいです。

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ウズベキスタンでテレビの修理

夏くらいからテレビが映らなくなって約4カ月。

やっと、

やっと、

修理の人が来てくれました。

 

日本にいた頃からあまりテレビもみないので、テレビが無くても困りはしないのですが…やはり情報収集ができず。そしてやはり語学習得にも、生の音声を聞くことは大切だと思っているので、現地のニュースを観ることができないのがなんだか物足りたいなぁ~程度に思っていました。

 

10時から11時の間に修理の人が来る、と大家さんから聞いていたので、早起きして部屋をお掃除して待っていました。分かってはいたものの、約束の時間には誰も来ず…笑。修理の人が来たのは14時頃。来てくれたので良しとします。

 

久々についたテレビに感動!笑

明日、17日からウズベキスタンの大統領が日本へ行くので、日本を紹介する映像や、日本に関係ある人や場所の紹介などがたくさんあり、とても面白いです。いつもお世話になっている資料館の館長さんの特番も、たまたまみることができました!いい時期にテレビを直してもらえました♪これからしばらくは、きっと大統領が日本にいる様子などの報道も多いと思うので、注目してニュースなどを観ようと思います。日本が海外でどのように報道されるのか、楽しみです。

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