あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンで…帰任後のハプニング

先月末に日本への一時帰国からウズベキスタンに戻ってきました。

日本滞在中は毎日涼しくて、毎日長袖で過ごすほど。気温は20~25℃ほどだったと思います。そこから一気に40℃代のウズベキスタンに戻ってきました。暑い!!知らないうちに熱中症状態になったり、頭痛や体の怠さを感じたりしていました。2週間ほどたった辺りから、ようやく少し慣れたかなぁという感じです。

 

さて、日本からウズベキスタンには飛行機の遅れもあり、夜中近くに着きました。ついてビックリ。電気がつかない…。停電中かと思いきや、アパートの他の部屋も、廊下も階段もちゃんとついている。私の部屋だけ真っ暗…。とりあえず、夜も遅いし、疲れているしで休もうと思い、懐中電灯とヘッドライトの明かりを頼りに寝る準備をしました。

 

翌朝になっても電気が戻らない。大家さんに連絡し、「もう大丈夫だ」という連絡をもらっても、やはり電気がつかない。しかも、昼間に明るくなってから部屋の中をよく見ると、何やら小型動物が侵入したような形跡があり、レーズンみたいな糞が残されている…。一気に気分が滅入りました。日本からのこの環境の落差に、気分がズドーンと落ちましたが、翌日は活動の中間発表会も控えているし、落ち込んでばかりもいられないと何とかやり過ごしました。

 

結局電気が戻ったのは帰国してから3日後。修理の人が来てくれて、電気がついた瞬間、思わず「ついたー!!!」と叫んでしまい、工事の人に笑われました。電気のありがたさを改めて感じられた3日間でした。だいぶ前から停電していたようで、冷蔵庫や冷凍庫のものはほとんどダメになってしまいました…。残念。

 

 

便利すぎる日本の生活に慣れてしまうと、ちょっとしたことですごくストレスに感じてしまいます。しかし、日本から外に出てみて、日本の環境が当たり前ではないのだということに改めて気付かされます。電気も水もいつとまるか分からない。水道の水だって、蛇口をひねってそのまま飲める国なんで世界の中でも僅か。1列に並んでちゃんと待っている人間なんて日本人くらいなのでは?いざというときに、最後に生き残れるのは無いものを自分たちで工夫して作り出して生きていける人たちなのだと感じています。

 

日本とは異なる環境に身を置くことで、自分の中の寛容性が高くなっていくのを感じています。日本の「当たり前」のものさしの中で生きていたら、当たり前から外れてしまっているものをものすごく批判的な目で見てしまっていたと思います。もちろん、私の中にある「日本での常識」は根強く残っていて、その常識と異なる場面に出会う度に最初はイライラしてしまったり、ストレスを感じてしまったりしますが、それが時間と共にだんだんと寛容になってきているように感じます。

 

周りのウズベク人も私が「ウズベキスタンでの常識」から異なる行動をしたり、「ウズベク人の当たり前」から外れているときは、怒ったり、注意したりするときもあります。最初はそれに落ち込んだりもしていましたが、「日本ではこうなんだよ」と話すことで誤解を解くことや歩みあえるようになり、お互いに尊重して過ごせるようにもなってきたような気がします。

 

ということで、長くなってしまいましたが…要は帰国後の停電や謎の小動物侵入事件から自分の中での寛容性の変化に気付いた出来事でした。3日くらいの停電で…って感じですが、日本から戻ってきた直後だったので、ちょっとやられてしまいました。笑

 

f:id:toshbaqa:20190717202036j:plain

今回の停電で大活躍したヘッドライトです。持ってきてよかったものの一つです。停電時だけでなく、砂漠に行った時やユルタに泊まるときなどにも大活躍でした。