あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンの年度末試験

5月25日に卒業式、終業式を迎えたウズベキスタンの学校は、現在試験期間に突入しています。

 

私の学校では、試験が実施されるのは5年生以上。学年によって、試験が実施される教科が指定されていて、その教科の試験を指定された日時に受験します。9年生と11年生の年度末には大きな試験があるようです。このような教育システムは割と国内で統一されているので、どこの公立学校でも同じように実施されているのではないかと思います。

 

試験の種類は筆記試験と口頭試験の2種類があるようです。

筆記試験は体育館やホールに学年の全生徒が集まり、一斉に行われます。

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会場にはペンしか持ち込めません。携帯電話やカバンは入り口で没収です。

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口頭試験は、少人数ずつ順番に行われます。

生徒は教室に入ると1枚カードを引きます。

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そのカードに問題が書かれており、席について解答の準備をしてから先生と対面形式で試験を行います。1人1人違うテーマや問題が与えられるので、カンニング防止にもなり非常にいいシステムだと思いました。

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英語だけでなく、隣の教室で行われていた理科の試験も同じスタイルでした。ちなみに、生徒は事前に試験に出される問題やテーマとその解答がまとまっている冊子を配らます。その冊子の中の問題のテーマのどれが自分にあたるかは当日の運しだいのようです。

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自分の番を待つ生徒は校舎の外で待機します。

 

試験の評価は5段階で評価されます。この学年末試験の結果や、今までの授業での成果、授業内で実施しているテストの評価を総合したものが学年の成績になるようです。

生徒が恐怖に感じる言葉、「Ikki qo'yaman.(2を付けるぞ)」。ウズベキスタンの成績の中では2は落第のようで、2をつけられうことに生徒たちは非常に恐怖心を抱いています。今回の試験で2がついてしまった生徒は試験期間終了後の6月中旬に追試試験を受けなければならないそうです。

 

1日1クラス25人~35人くらいの口頭試験にだいたい2時間くらいかけています。これがだいたい6月中旬まで続きます。効率面でいうとちょっと時間をかけすぎのような気がしますが、じっくり試験に集中できること、先生方の1日の負担も少ないことをみると、こういう形態もアリだなぁと思いました。英語の口頭試験のシステムは私も参考になる点が多く、課ごとのスピーキングテストにも応用できないかと思いました。

 

試験期間もまだまだ続きます。私もできる限り先生方の補助ができるように協力していきたいと思います。