あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンで砂漠に泊まる

2日目はカラカルパクスタン共和国へ。ここにはカラとよばれる城塞の跡があります。カラの遺跡を巡り、砂漠の真ん中にあるユルタキャンプに泊まるのが今回の旅のも最大の目的でした。前日に泊まったホテルの方がタクシーやユルタへの宿泊などの手配を全てしてくれました。

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ヒヴァから車で1時間半くらいするとカラカルパクスタン共和国に入ります。ここはウズベキスタン唯一の自治国となっています。しばらく車に乗っていると、アムダリヤ川というとても大きな川が見えました。この辺りは川があるので、川でとれる魚の料理もあるそうです。

 

この日は『カラ』と呼ばれる城塞を10個めぐりました(Dum Kala, Guldursun Kala, Koykirilgan Kala, Kulbasqan Kala, Janbas Kala, Yekke Parsan, Kirkkiz Kala, Kizil Kala, Toprak Kala, Ayaz Kala)。この地域は古代から文明が発達していたそうです。敵の侵入や攻撃を防ぐために多くの城塞を置いていたと言われています。昔は全部で1000以上あったそうです。遺跡大好きな私にとって、訪れるカラの一つ一つに大興奮!ひとつの遺跡をじっくり回っていたら、運転手さんがなかなか戻ってこない私を心配して探しにくるほどでした。笑

 

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↑私を探しに来たドライバーさん。ちゃっかりポーズをとっています笑。危うくすれ違うとこでした…。

 

途中に白い土地を発見しました。ドライバーさんの話では塩だそう。車を止めてもらって外に出ると、確かに塩っぽいかおりもしていました。昔のアラル海の土壌の名残だというようなことを言っていました。

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カラ巡りの最後にアヤズ・カラに辿り着きました。ここにはUNESCOが支援しているというアヤズ・カラキャンプがあり、遊牧民族が生活するのに使っていた『ユルタ』に宿泊することができます。私もこのユルタに泊まるのをとても楽しみにしていました。

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キャンプについてから早速アヤズ・カラ散策に行きました。アヤズ・カラはこの辺りで1番大きな城塞だったそうです。大きいカラと小さいカラがあり、昔は階段でつながっていたとかいないとか。周りは砂漠に囲まれていて、見渡す限り地平線。砂漠の真ん中でぽつんとひとり。世界は広いなぁ…って開放的な気分になりました。

 

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大Ayaz Kalaから見た小Ayaz Kala。すごく素敵でした!

 

夕食はウズベキスタン伝統料理、パロフ。油も少なめでさっぱりしていて、今まで食べたパロフの中で一番おいしかったです。

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夕食後に星を見るのをとっても楽しみにしていたのですが…残念ながら小雨。溢れんばかりの星を見るのを楽しみにしていたので、とっても残念でした。しかし、雨ながらの素敵な楽しみを発見。ユルタはラクダの皮を張ってできているのですが、そのユルタに雨があたってポロン、ポロンとかわいらしい音がするのです。その優しくて心地よい音に癒されて、ぐっすり眠れました。

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ユルタの中はこんな感じ。ベッドがあって近代的!扉に鍵が無いので、紐とかチェーンキーを持っていくと安心だと思います。わたしは自分のタイツでぐるぐるまきにしました。笑

 

朝日がのぼるのを見るために早起きしましたが、残念ながら雨はやまず。お天気がいいときにリベンジしようと思います。朝食にはとても貴重だと言われるらくだのミルクが出されました。ちょっとなめてみたら牛乳よりも甘いような感じでした。体調管理のため少しなめて残してしましましたが、おかみさんが「せっかく出したのに…」と悲しそうにしていて申し訳なくなりました。おかみさんにまた来る約束をして、ユルタを後にしました。

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カラについての詳細はヒヴァ・ホラズム観光局のHPhttp://www.visitkhiva.net/sightseeinginfo/visitkala/)にあります。もう帰国されたJOCVの方が作られたようです。興味のある方はぜひ!

 

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私が気に入ったToprak Kala。部屋みたいな形が残っていて面白かったです。Toprak KalaとAyaz Kalaが気に入りました♪ 天気が良い日に青空に映えるカラの写真を撮りに来ようと思います。