あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンの英語教育

日本でも現在英語教育が変革期を迎えていますが…ウズベキスタンでも数年前から英語教育に力が入れられています。

 

8月末から現地の公立学校に赴任し、この3カ月の間に英語教育に力を入れているなぁ…と感じる点や英語授業の様子をいくつか挙げてみます。

 

・小学校1年生から英語活動があり、歌やゲームなど音声中心の英語活動が行われています。

 

・小学校3年生からは文章を読んだり、書いたりすることも始まります。先生によっては文法も説明しています。

 

・小学校5年生からは文法も理解し、語彙力を伸ばし、聞く・書く・読む・話すの4技能を全て扱いながら英語力を高めていくような授業をしているようです。

 

・英語の授業は少人数で行われており、1クラス35人前後を半分に分けて行っています。

 

・試験の結果によってスペシャルクラスを設けているようで、スペシャルクラスは普通のクラスよりも英語の授業数が多いようです。

 

・ウズベキスタンは教科書はレンタル式になっており、保護者が年間のレンタル料を払って教科書を借りていますが、英語の教科書は無料で借りることができます。

 

・英語教師は毎週金曜日に授業が無く、研修をする日と定められているようです。私が勤務している学校の地区は、地区全体の英語教師が月に2回勤務校に集まり、研修会をしています(来てない人も多いようですが…)。

 

・英語教師は毎年試験があり、試験の結果がお給料にも反映されているようです。

 

・今年度から教科書が新しくなり、音声教材なども充実しています(しかしそれを使用する環境やツールが不足)。

 

以上が、9月からの2カ月の間で気付いた点ですが…「ようです」としたのは私のウズベク語の理解がただしければ…。そして、私が勤務している学校での現状であって、他の学校ではどうなっているのか不明だからです。

 

ウズベキスタンでは日本の教員採用試験のようなものが無く、校長先生に許可されればその学校の先生になれるようです。そのため、先生によって英語力、指導力にかなり差があります。

 

大学で教育学を学び、英語力も高く、素晴らしい授業をする先生もいますが、そうでない先生も多いのが現状です。間違った文法や発音で話している先生も少なからずいます。という私も、英語力が十分ではないので、現地の先生方と共に学び、2年間で少しは英語力もパワーアップして日本に帰国したいものです。

 

 

8月にはサマーセミナーで英語の先生方への講義をしました。

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英語の先生方を相手に、しかも英語で講義をするというのは初めてのことでとても緊張しましたが、アンケートの結果をみると参考になったと書いてくださる先生が多くいたのでやって良かったです。ウズベキスタンではペアワークやグループワークが少ないので、日本での実践例やペア活動、グループ活動の例を紹介したり、ウズベク風にアレンジしたりして現地に合った授業スタイルを今後提案していけたら…と思っているところです。