あの青の世界に恋をする~青年海外協力隊奮闘記~

青年海外協力隊、2018-1次隊でウズベキスタンで活動中!活動の様子、ウズベキスタンの魅力を発信します♪

ウズベキスタンの眉毛事情

今日はウズベキスタンの女性の眉毛についてのお話です。ウズベキスタンの女性の中では、昔は黒く、太く、立派な眉毛が美しいとされていたようです。日本のイモトさんが眉毛を書かれている状態の様子は、それこそ美しい眉毛の女性に分類されていたのでしょう。今はそうでもないような気もしますが…。また、結婚前の女性は眉毛をいじってはいけない、みたいな言い伝えもあるようです。

 

今でも、地方に行ったり、バザールに行ったりすると、時々黒く立派な眉毛をしている女性に出会います。中には不自然に真っ黒だったりする人もいたり…。。。みんな毎日お化粧品で眉毛を描いているのかなぁと思っていたのですが、どうやら、眉毛を描く以外に黒く、立派な美しい眉毛にする方法があるようです。

 

先日、同僚の家に招かれ、夜ごはんをごちそうになりました。食事の後、その同僚の先生がほうれん草のような野菜を冷蔵庫から取り出し、「これ知ってる?」と聞いてきました。私は「ほうれん草?日本でもよく食べるよ。ゆでたりサラダにして食べるよ」

なんて話をしました。そうしたら…「違う、違う!食べないの!ちょっと来なさい、見せるから!!」と、キッチンに連れていかれました。

 

同僚は、2~3束その野菜を取り出すと、両手の手のひらで勢いよく、ぐしゃぐしゃーと握り潰し、丸め始めました。しばらく丸め続けると、お茶の茶碗を逆さにし、底のところに野菜の汁を絞り出しました。

 

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そして、次に鏡があるところに連れていかれ…その緑の汁を綿棒の先に付け、眉毛の上に付けられました…。突然のことに少しショックを受けました。笑 眉毛が緑色…。しばらくして乾いたら、またその上から緑の汁を塗り…を2~3回繰り返し、洗い流しました。すると、うっすらと眉毛に黒っぽい色が残りました。ウズベク人の立派な黒眉毛は日々のこういった努力によって育まれていたのか~と、またウズベク文化をひとつ学ぶことができました。

 

新学期始まるまで毎日続けなさい、束でその草を持たされましたが…全くやっていません。眉毛用じゃなくて、おひたしにして食べたいです。笑

 

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 お土産屋さんに並ぶ、民族衣装をまとった美しいお人形も、立派な眉毛。実際に、こんな眉毛の女性がた~くさんいらっしゃいます。